旅中初の恐怖の体験

Bodhgaya

人間より、幽霊より、大量の〇〇〇〇の方が怖かった!!

『怒らないことによって 怒りに打ち勝て』 ということで今回も場所にちなんでお釈迦様のお言葉の一つでスタートしたわけですけども、さすがお釈迦様は心が広い方なんですねぇ〜。

さぁ!お久しぶりです〜!今回もまだこのブッダが悟りを開いたで有名なブッダガヤにてナマステ〜🙏前回のブログでは文章後半に意外にも考えさせられる内容の濃いブログになってしまい、このブログが真面目な感じの、もといわての真面目さが垣間見える結果と、、、、(こういうのいらないですよね)気を取り直してこのブログは9割方自由奔放な旅で今後も参ります。少しでも誰かしらの、生活の一瞬にクスッ!と笑えたり、なるほどねぇ〜なんて思ってもらえたら最高ですね。

さて前回知らないおっちゃんのバイクの後ろに乗せていただき色々回ったりしました。このブッダガヤにある印度山日本寺なる無料で座禅も出来るお寺で、1人だけ常に日本人のお坊さんが滞在しているそうなので、その方とお話ししても良いし、数は少ないですが無料で入れる図書館もありました。旅中に日本のようなお寺に外国で足を踏み入れることはとても不思議な感覚でした。しかもお坊さんは日本人。場所はインド。他にもタイ寺、チベット寺、などがある模様です。わては日本寺しか訪れなかったけど。日本寺のお坊さんに何でわざわざ印度山の日本寺に修行に来たんですか!?やはり仏教発祥のこの場所に惹かれて来たんですか!?お釈迦様の生誕の地に惹かれたりして!?と質問攻めにしたいところを、相手は落ち着いた僧侶なので、落ち着いて尋ねたら、いや元々こちらのお寺の存在すら知らなかったのだけれど、前回の担当者が期限になり、次の人間が割り振られた。それが私でした。と、とてもサラリーマンの人事異動の転勤のような、出向のような、わてが思い描いた情熱的で海を超えて修行などではなく、とても現実的で、肩透かしを食らった気分だったので、あっ左様ですかぁ。あ、へぇ〜。とフェイドアウト的にその場を後にしました。

事件はその夜、平和の村の宿で起きた.....

お坊さんともバイクのおっちゃんとも笑顔で別れて、牢獄のような宿に戻った。そこは蒸し暑さの気休めのような外に頭を突き出したスポットエアコンだけが動いていた。これで少しだけでも蒸し暑さを抑えて睡眠の手助けをしてもらおうと思い、すぐに疲労で眠りについた。

(ピョーン、ピョーン)

(ピョーン、ガサゴソ、ピョーン)

わて「グゴォー。グゴォー。」

(ピョーン、ピョーン)

わて「ん?うーーん?)

寝たらほぼ目を覚ますことのないわてが、変な物音で目を覚ました。真夜中で電気も着いていないので何も見えない。ゆっくりと裸電球のスイッチを入れて部屋を見た途端、悲鳴ではなく、雄叫びにも似たうわぁー!!と大きな声をあげてしまった!

そこには50匹を軽く超える黒い大きなコオロギたちが、狭い部屋を自由奔放に飛びまくっているではないか!すぐには頭を整理できず、まずは部屋のドアを開けて、どこから?いや何で夜中に?昼間はいなかったのに?と寝起きの頭が混乱する事態になっていた。わても虫が別に得意ではない。気の弱い人ならば気を失う案件でっせ!とにかく部屋から出そうにも数が多すぎて埒が開かない、宿のスタッフは夜中なので誰もいない。安宿はホテルとかではないのでね。今日はわて以外に泊まっている宿泊客も見なかった。外の廊下にいても解決しないので、よくよく部屋を見てみるとこのスポットクーラーは後で設置されたものらしく、隙間が大きく開いていて、外と自由に行き来できる。人は通れないかもしれないが、虫さんは難なくいらっしゃいませだ。ちなみに廊下にはネズミさんもいらっしゃった。小さな動物と虫さんはいらっしゃ〜〜い常態だ。(桂三枝師匠風に) 昼間チェックした時にはそんなところまで気にしなかった!こちらの落ち度だ。原因がわかると不思議と落ち着いた。何一つ解決はしていないのだが。とにかく朝まで起きているわけにもいかないし、覚悟を決めて小さなベッドの上だけはどいてもらって、外との間にはテープで簡易的に穴を塞ぎ、常に持っているタオルケットを頭から全身に被りおやすみなさ〜いである。(いやっ寝られるんかーーーいっ!!)全然部屋中ピョンピョンしてまっせ!しかしこれがコオロギとは別に人間に害を与えるものでも、噛み付くわけでもないので、何とかなるものである。

ただ!朝起きたら勿論速攻で、宿のスタッフにコラァ〜!!どうなっとるんじゃ〜!!コオロギが山のように(少しだけ盛って)出たんやぞ〜!と言いに行ったら、あぁ〜そ〜なのねぇ〜オッケー!と眠そうに半笑いで返された。冒頭のお釈迦様のお言葉なんて忘れ去るくらいの勢いで怒ったら、相手の対応で逆に怒りを忘れ去られて落ち着かされてしまった。お釈迦さまこういうパターンもあるみたいです。

確かにコオロギが大量でも死ぬわけじゃないしな!この国おもろーい!ただ二日間は耐えられないから次回はそろそろブッダガヤを離れて聖なるドブ川と呼ばれるガンジス川を目指します。

ブログの写真は内容に沿うとコオロギ写真ですが、写真だけでも気を落ち着かせたいので、ブッダガヤの子供達を載せます。それではしばし皆様ナマステ〜🙏

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