さようならガウタマ・シッダールタ

India

旅は基本的にUターンなしの一方通行

いよいよ次の目的地に向かうわけなんですが、ブッダガヤの思い出は8割前回のコオロギに占拠されてしまったので、(2割は愛くるしい町の子供達ですけど、おいおいブッダはどこいってん!)お釈迦さまにはさらっとお別れを告げて、仏教の聖地のここブッダガヤと同じように、やはり行ってみたかったヒンドゥー教の聖地、インドでは有名なスポットですよね!聖なるドブ川と言われるガンジス川。ここを目指そうと思っているところではいっ!!ナマステ〜🙏

まず次の目的地を何となく決めたら地元の人に情報を聞く。ブッダガヤの人に聞くとまずはガヤに戻ってから電車で向かうようであります。あまり詳しい情報が得られなかったので、兎に角来た道を逆に今度はガヤから来た時と同じく、オートリキシャーで戻りました。あまり旅中に元来た道を戻ることはないのですが、ガヤ駅に着き駅員らしき人にガンジス川に行きたいと伝えると、その川のある街はヴァラナシというところなのだそうだ。早速ここからそのヴァラナシへ行くには何分かかる?と聞くと、大体4時間半くらいだと教えてくれた。何だか4時間などは近くに感じるようになってしまっている自分がこの国の広大さに慣れてきたのかも。それにガンジス川はガンジスという町にあるわけではないのかぁ。毎度のことながらインドの歩き方も読んでいないので、情報が薄いわてです。あまり旅行者が乗らない2等寝台も小慣れたものだった。汚いとも、狭いとも、暑いとも特に思わない。なぜならわてには比較対象の席がないから。とても気が楽です!余談ですがわての人生の大きなモットーの一つに『何者も、何事も比較しない』というのがあるのですが、とても生きやすいですよ。すみません少し脱線しました。

不思議とずっと眺めていられる聖なるドブ川 〜ガンジス川〜

インドの寝台列車にも少しずつ慣れ、次なる町ヴァラナシに着きました。旧名はベナレスというらしいです。インドは色々な街で古い名前と新しい名前があるので、たまにごっちゃになりますが、出来るだけ分かりやすく書いていきます。そんなことよりまずはいつも通りこのザックの荷物を下ろしたい。朝方に着いたので、人も少なくまだ動きやすかったのですが、たまには、ちょっとだけ、いや初めてですが、暑さと疲労が続いていたので、少しだけでも綺麗な小さなホテルに一泊だけして休んで、その後また安宿を探そうと思い、意を決して目に入ったホテルに向かいました。1日くらいちょっと普通のベッドに横になってもバチは当たりませんやん!勿論決して豪華絢爛なわけではなく、日本でいうところのビジネスホテルのようなところに行き、フロントに向かいました。

わて『すみませーん!』

『・・・・・』

わて『あのーーー!すみませーーーん!!』

『・・・・・』

全然反応がなく、誰もいないのですが、しばらくして、明らかに寝起きのような蝶ネクタイのようなものを慌てて付けてきたフロントのおじさんが出てきました。

受付の方『えーーーと、何か??』

わて『すみません、泊まる場所を探していて、お部屋空いてますか??』

受付のおじさんは足元から頭までわての身なりを確認してから一言『満室です』

わて内心(うそこけーーーーーぃ!!)絶対身なりで決めたやん!!なんじゃい今の間は!

わて『いやでも、めちゃくちゃホテル内静かで、人の気配もあんまりないですよ!空いてないのですか??』

寝起きのおっさん(扱い方失礼)『はい、満室です』

わて内心(こ、こやつ、外見と、身なりの汚さで決めてんな。。。しかし明らかに向こうが優勢だ。悔しいが、わてにはホテルなんて縁がなかったのだ。諦めよう)

わて『分かりました。ありがとう。』

ヒゲ(もはや雑)(何も言わずにインド人特有の首を斜めに傾ける仕草のみ)

あ、あの野郎!足元をみやがって!確かに、確かにわての身なりは本当にこのようなホテルには相応しくなかったと今にして思えば理解しますが、その時のわては外見で判断されたことにかなりご立腹だったと思います。すみません対応してくれたヒゲの寝起きのおっさん。(反省してないやろ!)そうそう!わての人生の大きなモットーの一つに(何個あんねん!)『人を外見で判断しない』というのがあるのですが、これはわてが物心ついた時から外見で判断されてきた実体験からのモットーなので、人それぞれですよ!勿論今回の時のように、少しでもシャツや、スラックスのような小綺麗な格好であったら、すんなり部屋を取れたかもしれませんしね!

さて思いっきり宿泊を拒否されて結果2倍疲れただけに終わった宿探しですが、わてにはわての身なりに合った宿を探そうと、ガンジス川沿いを歩いていると、いくつか人の集まる場所と、階段のようになっていて川に入っていけるようなところがありました。そのすぐ後ろに安宿を発見したので部屋のチェックと価格の確認をして少しだけシャワー圧は弱かったが、ここに決めました。何より目の前がガンジス川なのでずっと見ていられると思ったのです。あとやはりオーナーのおじさんが良い人だったということですね!彼はラジさんと言いました。この街で気になったら色々教えてくれるそうです!やっと、ここヴァラナシでの拠点を決められました。何がホテルだ!2度と泊まるもんか!(結果宿泊拒否されたので泊まれてはいません。)(結構根に持ってますね!)

わてにはこういうエアコンもない、シャワーは勿論水一択、唯一天井にファンが付いているのが救いのこういう部屋が良いのだと自分に言い聞かせて、少しだけ仮眠をとり起きたらシャワーを浴びてさっぱりした気持ちで街に繰り出そうと思います。それではまた今度〜今回もありがとうございました〜!ナマステ〜!

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