今回タイトルだけ見ると、真面目風ですね。安心してください!内容は薄っぺらいですから〜!
砂埃と排気ガスを全身に纏い、ケツをガタガタ40分、リキシャーが到着したのは、この町で一番の見どころの世界遺産にもなっているというマハーボーディ寺院(※アショカ王が建立した寺院で、建物内に金色の仏像や、沐浴の蓮池に浮かぶブッダの像などがある)の近くだった。しかしこの時のわてはそんな重要なことは知らないので、一応人が多いから何かのスポットなのかな?ちょっと大きな石で出来た何かが見える。それくらいのイメージでした。リキシャーのおっちゃんは、「オマエもココがミタイのだろぉ〜?」的にここで降ろしてくれたんだと思うが、わてはそこに入ることなく、見もしないで人がいない方へ歩き出した。リキシャーのおっちゃんはわての行き先など気にせずにまたどこかへ走り去っていった。
はい!お尻に受けた振動がまだ残っていますが、無事に到着しました。ナマステ〜🙏ここに来るまでの道中どんどん田舎道になっていくので少し不安になりましたが、無事にここ仏教の聖地というビハール州ブッダガヤ!特に何があるかは分かりませんが、見る限りは何もありませんが、これから少しでも何か知り、経験できたらと思います。いや何かしら得るために飛び込みます!
まずは全く分からずに下ろされたここマハーボディー寺院、通称大菩提寺(だいぼだいじ)から、どこかを見学するにもいつも通り荷物を置きたいので宿を探しましょう。特に最初のあの人が多かったスポットが何か知らなかったので、わてはいきなりこの町一番のメインはスルーして宿を探しました。今までだと街に着きリキシャーを降りると何人か宿屋の客引きがいましだが、この町では出会わなかったです。当てもなく歩くとしんどいので、とりあえず近くの食堂に入り情報を集めることと、胃袋を満たしましょう。自分でオーダーした料理もよく分からず、出てきた料理も見た目ではよく分からず、その感情を持ったまま食べ終えていました。食べ終えてから店主に安宿について伺うと、おっちゃん曰くこの街には宿は2軒しかないという。(そんなアホな)でも一応言われたんで。わても見た限り畑だらけで色々と建物がある様には見えなかったですし。今から20年も前の話ですからね!今はきっと栄に栄えているでしょう!
2つのうち、その食堂から近い教えてもらった安宿へ。そこまで大きくはなく、そこまで綺麗でもない宿泊客も他に見当たらなかったが、部屋を見せてもらい、エアコンや天井にファンなどは無く、部屋にはベッドが一つとスポットクーラーの様な大きな機械が不気味に一台だけあった。その後共同のシャワー室やトイレを見て、選択肢がほとんどない中、この町に長く居るわけでもないので値段を交渉し、泊まることにした。今思えばこの軽はずみな決定で何時間後には恐怖で眠れなくなるのだが...(ドラマみたいに言うなっ!)
ゴータマ・シッダールタ?ブッダ?釈迦?名前が多いなぁ...
さて荷物を下ろし、身軽になったので早速この町の散策に出かけるとしよう!宿を出る時に宿屋のおっさんからこの町のスポットを聞くと、ココに来る前に見かけた大きな石で出来た建物。名前はマハーボディーと言う寺院だそうです(本来はここで初めて知りました)。そこにある菩提樹の下でブッダが悟りを開いたと。あとはブッダが苦行をしていた場所や、村の娘から施しを受けた場所などなど、ブッダの聖地なのでブッダに関わることのオンパレードでした。そこには日本寺なるお寺もあるそうで、それは嬉しい。久しぶりに日本の人に会えるかも知れない。何はともあれ少し情報をゲットし(今のようにスマホやパソコンはなかったので、人からの情報が何より大切でした)宿を出て、マハーボディー寺院に向かおうとすると、バイクでこちらを見ているグラサンをかけた怪しいおっさんがいた。気にせず歩き出すと案の定ゆっくりとこちらに近づいてきた。(あぁ〜こんな所まで来てやれ道案内だの、ブッダツアーしてあげるだの言われるのかぁ〜と思っていたら)
バイクのグラサンおっさん「お兄さん!どっから来たの〜?この町案内しますよ〜??」
わて「日本から来ました〜。案内は結構です〜まだこの町について何も知りませんし〜」
おっさん「知らないならバイクで案内しますよ〜タダで!」
わて「それはない!それは嘘でしょ〜!嘘じゃないにしても怪しいが過ぎる!」
(もはやこのおっさんもグラサンもバイクも全てが怪しく見えてきた。初めましての外国人に無料で町を案内することにこのおっさんに何のメリットがあるというのか。町のボランティア案内係の人か。いや絶対に違う。そんな人間にあったことないし、何より胡散臭い、このおっさん以上に薄汚れた身なりのわてが言うのも何なんですが。)
おっさん「嘘じゃない!嘘じゃない!ちゃんと案内する!後ろ乗って!」
わて「本当だろうなぁ〜嘘だったらタダじゃおかないからなぁ〜!」と言いながらおっさんの後ろに跨り始めていた。いやっ!乗るんかーーーーーいっ!!!!!基本的にわてはこういう時に面白そうな方に進むタチです。
わて「よっしゃーー!おっちゃんどこか分からんが連れてってくれーい!」
こうしてブッダガヤに着いた初日、宿を決めて、知らないおっちゃんと知らない町を、バイクで爽快に舗装されていない道をケツをこれまた相当ガタガタ言わせながらスタートしました。(今回このブログのバックミュージックは勿論ジェリー藤尾さんで遠くへ行きたいでお願いします。)
次回はおっちゃんとのバイク珍道中、恐ろしい夜中の安宿事件などをお送り出来ればと思います〜。
それでは今日はこの辺りで...あんなに大きなタイトルの回収はこれまたいつか...
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