ネパールでの拠点タメル地区から歩いてクマリの館へ
ネパールに滞在してしばらく経つが、この地も歴史的な広場や、宗教的建造物が多く見受けられる。すごく歴史的で細部まで木製の手彫りなどで見ていてとても感動しましたし、落ち着きましたし、木が好きなわてはとても癒されました。職人技が沢山見受けられました。
さて今回は、今滞在している安宿街のタメル地区から南へ1キロほどにあった。わてが訪れていた2008年の入場料は200NPR(ネパールルピー)でした。2025年現在は1000NPRとのことです。約17年で5倍ですね。この17年間の日本の経済的、賃金や、GDPなど....あっ!この話は今関係なく長くなりますのでまたいつか。ただ時代の変化、世界の変化を激しく感じます。
さてこのようなネパールの歴史的な広場、王宮や宗教的な建造物が多く集まる広場は3ヶ所あるそうで、今回来ている現都カトマンドゥ、そしてネパールの古都パタン、カトマンドゥから東へ15キロに位置する最古の王宮所在地だったバクタプル。3ヶ所の内、カトマンドゥのダルバール広場クマリの館前から今回も元気よくナマステ〜!
沢山の女神が宿る少女「クマリ」 〜選別〜
大女神ドゥルガー、古代ネパール王国の守護神タレジュ女神、仏教徒から密教女神ヴァジラ・ディーヴィーが宿るとされている少女クマリ...ん〜正直書いているだけで誰が誰で、神様何人いるのか、宗教も異なるのに、1人の女の子には荷が重すぎると思いますが💦
この歴史的に続くクマリに選ばれる少女は僅か3歳〜5歳の頃に親元から離れ、このダルバール広場のクマリの館で暮らし始め、学校にも行かず、年に何度かあるお祭りの時以来、館から出ることはないそう。初潮を迎えると身体に宿る聖性が失われるとされ、次のクマリと交代するまでその生活を続けるとされている。
ではいかに選ばれるのか、実際32条もあるらしいので、ここではそのいくつかをご紹介。まずネパール国内から選ばれた、満月生まれの仏教徒、健康であり、すべての歯が欠けていない、菩提樹のような身体(何それ?)子牛のようなまつ毛(どんな?)獅子のような胸(何それ?パート2)鹿のような脚(どんな?パート2)アヒルのように柔らかく透き通った声(あぁ!あんな感じか!嘘つけわかるかっ!)黒い髪と目(いきなり分かりやすい!)怪我や不自由な箇所がないことや、国や国王と占星術における相性が良いことなどなど、コレら全てをクリアしなければならない。そしてもう一つわてが驚いたというか何の意味があるのかなぁ??っと思った項目は色々な動物の頭部が並べられた暗い部屋に閉じ込められても耐えられることとある。3歳から5歳の子が...トラウマになるわっ!!動物なだけにね!!(ってやかましいわっ!!)
沢山の女神が宿る少女「クマリ」 〜役割〜
クマリになると絶大な力を持ち、幸運をもたらすとされており、多くの人々から信仰を集めるという。日常的に人々の病気の治療、願望を叶える祈願をするとのこと。大きな行事としてクマリを讃えるインドラ・ジャートラーの祭りでは山車に乗りカトマンドゥの町を巡り、人々の繁栄と成功の力を与える。
預言者としては、役人や政府の元を訪れてお供物を受け取り、様々な予言を行うのだそう。クマリの行動とその意味は細かく色々な分類で分かれている。幼い子には役割が多く、多岐に渡るんですね。
住まいはここカトマンドゥのダルバール広場で、侍従たちに囲まれてお世話をされて、儀式以外外出も学校にも行かない。勉強はこの館の中で行い、友人と遊ぶこともあるそうだ。(少しだけ安心した。)
わてがクマリを知っていく中でコレまたとても驚いたことはクマリは地面に素足をつけないということだった。なのでいつも何かに乗るか、従者に担がれるか、普段であるとタライのようなものに足を入れている。
沢山の女神が宿る少女「クマリ」 〜その後〜
役割を終えると、つまり初潮や歯の生え替わりなどの出血などで多くは神聖さや霊力を失うとされるらしく新任のクマリを迎えて退位の儀式を終えると、実家に帰ることが許されるいう。そこからは普通の少女として暮らしていかなければならない。(そんな〜急に〜!?)ただ退任したクマリには国から毎月7500ネパールルピーが支払われるのだそうだ。大体ネパールの生活費で無理のない金額は月30000ルピーとのことなので、1ヶ月の食費分、または1ヶ月の住居分が元クマリの方には支給されているということだ。う〜ん。知れば知るほど、不思議な存在であり、一般的には絶対に出来ない経験をするわけだが、逆に普通の生活も出来ないというこの慣わし。基本的に色々な国の王室や皇族のようなくらいの人たちは生まれた時から、そしてその人生を終わるまでその地位や、生活は変わらない。しかしこのネパールという国の生き神とされる少女は、約10年ほどで今までの地面に素足で歩くこともない生活から一変して地上の生活に舞い落ちる。色々と思うことや、感じることはあるし、世界的にも色々と言われていたりするが、これを最後まで読んでくれたみなさんは一体何を思うのだろう。
今回は旅の話よりも、そこで知った文化、慣わし、人々の暮らしに少しだけ焦点を当ててみました。また次回からこの魅力的な国の旅を続けます。今夜はこの国で大好きになったネパールの国民食モモ(ネパール版餃子のような小籠包のような)、そしてモモを揚げたコティを食べてこの先の旅に備えます。それにしても、食べ物も、風土も、人々も今のところ気温も、この国最高です。
⚠︎この旅は2008年のものになります
2015年のネパール大地震により沢山の建物や、建造物、世界遺産の寺院などが修復不可能な甚大な被害を受けました。ネパール以外にも近隣の国々など沢山の方々がお亡くなりになり、沢山の方々が被害に遭われてしまいました。ネパール大地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
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